|
流束(りゅうそく、)とは、流れの場、あるいはベクトル場の強さを表す量である。 英語のままフラックスとも呼ばれる。 様々なベクトル場に対応した流束が用いられる。流束は流体の理論からの類推であるが、何らかの実体が流れているとは限らない。 なお、面積あたりの流束である流束密度()を指して単に流束と呼ばれることも多い。 == 概要 == 速度分布 v(t,x)、質量分布 ρ(t,x) の流体に対して、曲面 S を時間あたりに通り抜ける質量は となる。これは流体の質量流量()と呼ばれる〔巽『連続体の力学』〕。 流量を様々な流れの場、あるいはベクトル場で置き換えたものが流束である。 ベクトル場 A(t,x) に対して、曲面 S に対する流束は で定義される。 このベクトル場 A は面積あたりの流束であり、流束密度と呼ばれるが、流束密度を指して流束と呼ばれることも多い。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「流束」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Flux 」があります。 スポンサード リンク
|